inNateが考えるトリートメント-03

足し算で考えるトリートメントと引き算で考えるトリートメント-01

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【ホホバオイルストレートの特徴】
30代後半からの女性に多い髪の悩みを解決することができます。
■よく髪がうねったり、ひろがりやすい
■毎朝、ヘアスタイルが決まらないし、セットに時間もかかる
■せっかく決まったセットがすぐに崩れる
■髪がいつもパサついて手触りが悪い
■艶のある自然なサラサラストレートヘアにしたい
あなたが上記のようなことでお悩みであれば
それは30代後半から始まるクセ毛が強く影響しています。
あなたの髪きれいだねと言われたくないですか?
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足し算、引き算と、書いてもよくわかりにくですよね。
;^ー^)

先日、2度目のご来店を頂いたお客様に
「今までカラーの後やカットのプラスメニュでアイロンで浸透させるトリートメントをしていました」
「初回に来てカラーをお願いした後は軽くまとまりやすかった」
「何が違うのでしょうか?」
3行で書くと、このようなご質問を頂いておりました。
今まで髪のお手入れやケアに気を使われていたからこそ感じられた疑問ではないでしょうか?

ご自宅でのケアもしっかりされているから。
カラーと同時に施術する、ヘナトリートメント(色素補正もプラス)がフィットしやすい髪質だった。

細かい要因はその他にもあるのですが今まで【足し算】でケアをされていたからこそ、【引き算】で取り組むトリートメントの違いを感じて頂きやすかったのが大きな理由でしょうか。

しっとり感についてはステップトリートメントでの施術が大きくアドバンテージがあります。
以前インネイトでもアイロンで熱反応させキューティクル表面にトリートメント成分をのせていく方法をオススメしていた時もありました。
ガンマケラトースと言われる高分子ケラチンや水溶性の皮膜を作る成分を低音アイロンでキューティクル表面に反応させる成分を原料で取り寄せ、テストを重ねお客様に施術していました。

あるタイミングで考え直した事。
技術者としてメーカーさんに頼らず独自で調合したトリートメントを施術している自分からの目線ではなく、お客様にとって本当によい技術・トリートメントのありかた・共通して求られているたいせつなことはなんだろう。
ツヤも大事。
しっとり感も大事。
まとまり感も大事。

まとまり感とツヤ感の両立。
あとのせ、しっとり。
そう考えた時、トリートメント成分・処理剤などを必要最低限でそれぞれの作用・効果がピンポイントで効力を発揮するところに重点を置いて出来るだけ省いていく、髪そのものの良さと本来のまとまりやすい軽さを引き出す方向【引き算のトリートメント】にシフトしました。
皮膜性が高く施術した日から徐々に手触りが低下していくよりも、毎日のお手入れが簡単で、まとまりやすい。
重さに頼らないまとまりを優先しながらヘアデザインを作り、シンプルに丁寧に施術すること。
カット・パーマ・カラーでもそれぞれのポイントで気をつけていることが細かくあるのですが、それぞれにおいて共通している事は、パーマ・カラーの薬剤やカットで引き起こされるダメージをトリートメントでカバーをし続けるスタンスの施術技法ではなく、余分なダメージを髪に残さない技術を考える。
お客まさが100人おられると当然のように髪質も100通り。
現時点での不満と問題にフォーカスを当てながら扱いやすく整えていくように心がけています。
同じように、美容師が100人いると技術の考え方も100通り。
ステップ型のトリートメントが決して悪いとは思っておりません。

インネイトのおすすめするスタンスはあとのせ、しっとり。
しっとり感は最後に調整。
ということで、パーマ・カラーのコースにはホームケア用に約50gのアウトバストリートメントをお渡ししています。
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アウトバストリートメントでしっとりのベースを作っていただく。
そのままワックスを重ねてスタイリングをされても
トリートメントだけでかるくまとまり感を残すだけでも。

40日から50日に1度のサロンでのトリートメントや正しいケアとあわせて毎日のただしいホームケアを続けていただくとびっくりするほどおさまり感が変わってきます

また改めて、違う角度からみた、引き算のトリートメントについての考え方やホームケアの方法などを書いていければ。と、考えております。
^ー^)

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この記事を書いた人

祖母の代から続く美容室に生まれ、家業を継ぐために美容師になりました。お客様に喜んでいただける事、必要としていただける事が20年のあいだ美容師を続けてこれた原動力だと感じています。

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